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2024/1/30
100年の歴史を持つ「スクラッチブリックタイル」。クレバリーホームで受け継ぐ特別な外壁タイルの魅力を紹介
こんにちは、クレバリーホーム徳島店です。
わたしたちが提供する住まいでは、こだわりの外壁タイルを標準仕様としています。
その中のひとつである「スクラッチブリックタイル」は、とても長い歴史を持ち、日本で初めて施工されてから2023年で100周年を迎えました。
今回は、スクラッチブリックタイルの歴史とその製造方法を紹介します。
●「スクラッチブリックタイル」とは?
スクラッチブリックタイルは、米国の建築家フランク・ロイド・ライトが帝国ホテル建設のために日本にもたらした外壁タイルです。
引っかきキズ(スクラッチ)のデザインが特徴のこのタイルは、かつては「スダレ煉瓦」とも呼ばれ、日本の近代建築デザインに大きな影響を与えました。
●スクラッチブリックタイルの歴史
スクラッチブリックタイルは、1923年、日比谷に竣工した旧帝国ホテル本館「ライト館」の外壁において日本で初めて使用されました。
ライト館は、京都の平等院鳳凰堂からインスピレーションを受けたといわれる左右対称の水平に広がるデザインのエントランスを持ち、その外壁をスクラッチブリックタイルが美しく彩りました。
同館の落成披露宴が行われた9月1日には関東大震災が発生。
しかし、スクラッチブリックタイルを含む外壁はほとんど無傷であったことから「震災を耐え抜いたホテル」としても有名になったのです。
格式高い意匠性と確かな耐久性を兼ね備えたスクラッチブリックタイルは、その後日本を代表する近代建築への外壁タイルとして多く採用されます。
文化財にも指定されている「神奈川県庁本庁舎(1928年)」「日比谷公会堂(1929年)」「旧大阪市立博物館(1931年)」といった名建築にも、スクラッチブリックタイルが使われています。
●スクラッチブリックタイルの製造方法
スクラッチブリックタイルは、粘土や石などの自然素材を主にした原料を混合・成形し、さらに焼成することで製造されます。
原料となる鉱物は自然素材であるため、スクラッチブリックタイルは耐火性・耐水性に優れた特徴を発揮します。
焼成課程での温度や酸素の供給量によって風合いや形が変化し、個性豊かなタイルがうまれるのです。
成型時に「スクラッチ治具」を使用して美しい櫛目模様を創出すれば、スクラッチブリックタイルの完成です。
クレバリーホームは、歴史と伝統を持つスクラッチブリックタイルを、最新の技術によって再現、現代に継承しています。
縦ミゾのスクラッチラインとアースカラーが織りなす全4色をラインナップ。
格式ある住まいを演出します。
格式と耐久性の高さを両立させたスクラッチブリックタイルを採用し、何年経っても色あせることのない美しい住まいを実現させませんか?