ブログ

2024/8/29

注文住宅の土地探しにおけるコツとは?押さえておきたい5つのコツ、徳島ならではのポイントも解説

注文住宅を建てたいと考えたとき、まず必要になるのが土地の確保です。土地の形状や特性によって、設計プランがある程度決まってくるため、土地探しは注文住宅づくりの重要なステップといえます。

この記事では、土地探しで事前に準備すべきことや探す際の5つのコツを解説します。
徳島県特有の事情も踏まえたポイントも紹介するので、徳島での家づくりの参考にしてください。

土地探しをはじめる前に準備すべき3つのこと

市場には多くの土地が出回っており、家を建てるための土地をやみくもに探していても、良い物件にはめぐり合えません。土地探しをはじめる前に、次に挙げる3つの項目を準備しておきましょう。

(1)土地にかける予算を決める

注文住宅を建てるときには、大きく分けて土地代と建物の建築費用の2つの費用がかかります。この費用の配分をどうするか方針を決めておかないと、土地購入にお金を使いすぎてしまい、建物で妥協せざるを得なくなる事態になりかねません。全体での予算を決めたうえで、土地代と建築費用にそれぞれいくらくらい使うのか決めておきましょう。

なお、ほとんどの方は住宅ローンを利用するため、全体予算はローンの借入可能額によって決まります。借入可能額は、年収や勤続年数、勤務先などの属性によって変わります。住宅ローンシミュレーションなどを用いて、事前にシミュレーションしておくのがおすすめです。

上記の借入可能額は、あくまでも「借り入れられる金額の上限値」である点は要注意。無理なく返済できるかどうかも確認し、余裕を持った資金計画のもとで予算を決めましょう。

(2)土地に対する希望条件を洗い出す

建物の内外装は設計で自由度高く決められるうえ、完成してからでもリフォームで見直すことができます。一方、土地はいったん購入すると変更が効かないため、最初の土地選びが理想の家づくりに大きく影響するでしょう。後悔がないよう、家族で希望条件についてしっかりと話し合っておくことが大切です。

駅やバス停からの距離、周辺の生活利便施設の状況、騒音・振動の有無などは、快適性に大きく関わる要素。また、土地の面積、形状、用途地域や斜線制限をはじめとする法令上の制限などは、建物の設計に制約を与える可能性もあります。このため、土地選びの前には、建物に関する希望条件も併せて話し合っておくのが得策です。

(3)住宅会社も並行して探しておく

土地を購入してから建物を設計する流れになりますが、土地探しを行う時点で、住宅会社も並行して探しておくことをおすすめします。土地探しからワンストップで手がけていたり、土地探しに関するサポートをしてくれたり、あるいは情報提供をしてくれたりする住宅会社もあるからです。

住宅会社に土地を見つけてもらうのは難しくても、建築上の観点から土地探しのアドバイスをしてくれる可能性もあります。また、住宅会社に相談しておくと建築費の予算も見通しやすくなり、土地代と建築費用の予算配分に関するミスを防げるというのもメリットです。

理想の注文住宅を実現するためのパートナーとして、土地探しの段階から住宅会社の目星をつけておき、先行して相談しておいてもよいでしょう。

注文住宅を建てる土地探しで押さえておきたい5つのコツ

続いては、実際に注文住宅用の土地を探すときに押さえておくべきコツを5つ紹介します。

(1)暮らしを具体的にイメージする

前述のとおり、土地探しは家づくりを決定づける大切な要素です。そのため、理想の暮らしを具体的にイメージしたうえで、それを叶えられるかどうかという観点で土地を選ぶようにしましょう。

面積については、家族構成や人数に応じた一般論があるものの、ライフスタイルによって必要な広さは異なります。加えて、現在のライフスタイルに適した土地かどうかというだけでなく、将来的なライフステージの変化も想定し、必要な面積や適した立地の土地を探すことも大切です。

例えば、今は電車通勤でなくても将来の子どもの通学を見据えて駅近立地で探す、事業の独立を視野に入れてワークスペースを設けられる広い土地を探す、といったケースが考えられるでしょう。

(2)法令上の制限や災害リスクを確認しておく

建物は土地面積いっぱいに建てられるわけではありません。用途地域によって定められた建ぺい率や容積率を下回る規模でしか、建物を建てることはできないのです。

敷地面積に対する建物の建築面積の割合が建ぺい率、敷地面積に対する建物の床面積の割合が容積率です。住居系の用途地域は建ぺい率・容積率の制限が厳しく、閑静な住宅街に注文住宅を建てようとすると、土地面積に余裕を持たせる必要が出てきます。斜線制限や前面道路の状況なども設計に影響する可能性があるため、事前に確認しておきたいところです。

また、災害リスクも土地選びの重要なポイント。自治体が発行しているハザードマップや浸水履歴などをチェックし、災害による危険度も把握しておきましょう。

(3)気になる土地があったらすぐ現地へ見に行く

駅近など好条件な土地は多くの人が狙うため、売りに出てからじっくり考えているとチャンスを逃してしまいます。ただ、好条件だからといって、必ずしも自分たちが理想とする注文住宅の土地に適しているとは限りません。

気になる土地が見つかったら、なるべく早めに現地を見に行ってみることをおすすめします。写真や資料からではわからないリアルな土地の状況が把握できるでしょう。このあとに紹介するポイントも押さえながら現地をチェックし、購入に値するのかどうか判断するのが賢明です。

(4)希望条件に優先順位をつけてこだわりすぎない

理想の注文住宅を実現するには、安易に妥協しないことが大切です。しかし、家族で話し合った希望条件をすべて満たす土地を見つけるのは至難の業。希望どおりの土地がタイミングよく売り出されるとは限らず、すべての条件にこだわっていると、いつまでたっても土地を購入できないおそれがあります。

希望条件には優先度をつけ、すべての条件のうち「7〜8割満たしていれば合格」というくらいのつもりで購入の可否を判断するようにしましょう。

ただし、優先度の高い項目の妥協は禁物です。ほかの条件をどれだけ満たしていても、優先度の高い項目が満たされていないと、住み始めてからの後悔につながりやすいため注意が必要です。

(5)周囲の環境や開発計画にも目を配る

周辺環境や周囲の開発計画の状況は、日当たり、風通し、騒音など、住まいの快適性を大きく左右します。売り出された土地を現地見学する際は、土地そのものの状況に加え、近隣を実際に歩いて周辺の状況をチェックしてみるのがおすすめです。

周辺環境は曜日や時間帯によっても変化します。できれば平日と休日、昼と夜など、時間と曜日を変えてチェックできると、より満足度の高い土地選びができるでしょう。

徳島の土地探しで知っておきたい現地でのチェックポイント

注文住宅の土地探しにおける一般論を解説してきましたが、地域固有の事情も理解しておく必要があります。ここでは、徳島で土地探しをする場合に意識すべき、現地見学でのチェックポイントを2つ紹介しましょう。

(1)沿岸部・川近くでは洪水と高潮のリスクを確認する

徳島県は東側に紀伊水道があり、吉野川を中心とする河川が注いでいます。水資源の豊富さは地域の魅力である一方、洪水や高潮のリスクには注意が必要です。

徳島県が発行する「水防・砂防情報マップ」によれば、紀伊水道に面する徳島市・鳴門市・小松島市・阿南市の沿岸部では、高潮による浸水が想定されています。さらに、吉野川沿岸の徳島平野、阿南市の那賀川沿岸地域は、洪水による浸水想定区域も見られる状況です。

近年は、各地で台風や集中豪雨による大雨の被害が拡大傾向にあることから、浸水リスクのある土地は購入を避けるなど一定の配慮が求められます。

参考:徳島県「徳島県水防・砂防情報マップ」

(2)南海トラフ巨大地震のリスクを確認する

今後30年以内に70〜80%の確率で発生するとされる「南海トラフ巨大地震」では、徳島市の一部などで最大震度7の激しい揺れが想定されています。これにより、建物にも大きな被害が出ると見込まれていることから、土地探しでも十分に考慮する必要があるでしょう。

土地選びに際しては、エリアごとの震度想定図を確認し、できるだけ揺れにくい土地を選ぶのも一つの考え方です。

ただ、南海トラフ巨大地震が実際に起こったとしても、どこでどれだけ揺れるかは震源や土地の状態次第。揺れが弱いとされる地域でも、直下型の地震が起こるようなことがあれば大きな揺れはまぬがれません。日本に住む以上、大地震に遭う可能性はあると考え、地震に強い家づくりを心がけましょう。

徳島で理想の土地にこだわりの注文住宅を建てるならクレバリーホーム徳島店へ

注文探しの土地探しは事前の情報収集とともに、家族で希望条件を十分に話し合い、優先度をつけておくことが大切です。今回紹介した土地選びの5つのコツを押さえたうえで、できるだけ希望条件に合った土地を探しましょう。

徳島における土地探しでは、大雨による浸水被害や南海トラフ巨大地震による被害なども想定し、防災の観点を持つことも重要
特に地震はどこでも大きな被害を受ける可能性があるため、揺れに強い家づくりで備えたいところです。

徳島で理想的な土地を見つけ、耐震性に優れた注文住宅を建てたいなら、徳島の家づくりに詳しいクレバリーホーム徳島店へぜひご相談ください。

▼お問合せ・来場予約はこちら▼
HP: https://clover-awaji.co.jp/contact/
TEL:0799-25-3751

一覧へ戻る