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2024/12/24
【注文住宅】後悔しないコストダウン!予算オーバーで費用を削れるところ10選&削ってはいけないポイント
注文住宅でこだわりのマイホームを実現したいと思ったとき、悩みの種になりがちなのが予算オーバーです。注文住宅は設計の自由度が高い分、こだわり過ぎると費用が膨れ上がり、当初の予算をオーバーしてしまうという事態がしばしば起こります。
この記事では、家づくりで予算オーバーになってしまったとき、費用を削れるところ10選と削ってはいけないポイントをそれぞれ解説します。予算オーバーを防ぐためのポイントも併せて紹介しますので、理想の住まいづくりの参考にしてください。
注文住宅が予算オーバー!費用を削ることができるポイント10選
注文住宅の建築費用が予算オーバーしてしまい、費用を削るべきか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。そんなときは、費用を削ることのできるポイントを正しく把握しておくことが大切です。ここでは10個のポイントを紹介しましょう。
(1)延床面積:適切な広さでコストダウン
建築費は「坪単価×建築面積」で決まるため、必要な部屋数と広さを検討し、無駄なスペースをなくすことでコストダウンできます。コンパクトな間取りにすることで建築面積を縮小し費用を抑えられるだけでなく、移動距離が少なく生活しやすい動線設計にもつながるでしょう。また、ロフトやスキップフロアを採用すれば縦の空間を活用できるため、面積を抑えながら効率的な間取りを実現できます。空間を一体化して廊下を減らすというのも、余計なスペースを削減してコストダウンにつながる工夫です。
(2)家の形状:シンプルな形でコストダウン
正方形や長方形などシンプルな形状にすることでも建築費を削減できます。整形にして外壁の凹凸を少なくすることで、外壁面積や柱の数などを減らせるため、材料費と施工費の削減につながります。加えて、シンプルな形状のほうが耐震性や耐久性を確保しやすいため、耐久性を高めるための特殊な工法を採用する必要がなく、余分なコストアップも防げるでしょう。(3)建材:グレードの見直しによるコストダウン
すべての建材をハイグレードにするのではなく、一部を必要十分なレベルのグレードに見直すことで、コストダウンと品質の確保を両立できます。デザインにこだわる部分とそうでない部分のメリハリをつければ、こだわりを実現しつつ費用を節約できるでしょう。(4)設備・仕様:本当に必要な機能に絞ってコストダウン
設備を自由に選べるとなると、キッチンや浴室などフル機能を備えた最新のものにそろえたくなるかもしれません。しかし、せっかく導入したものの、実際にはほとんど使わない設備というのもあります。
設計時から「すべて最新のフル設備でそろえる必要はない」という認識を持ち、本当に必要な機能に絞ることでコストダウンできます。余計な機能を見直せば、将来的なメンテナンスコストを減らすこともできて、長い目で見ても経済的です。メーカーショールームなどで実際に触れてみて、ライフスタイルに合った設備や機能を検討しましょう。
(5)間取り:シンプルに見直してコストダウン
部屋数の多い間取りは仕切るための壁や建具が増えるため、材料費や工事費が高くなりがちです。「子ども1人に対して1つずつの子ども部屋は必要か」「書斎は独立型にする必要があるか」といった観点から、部屋数を十分に検討しましょう。また、リビング階段を採用すると、階段ホールを別途設ける必要がなくなり、コストダウンにつながります。なお、部屋数を減らして無柱の大空間を作ろうとすると、耐久性を高めるために特殊な構造が必要となり、かえってコストアップになる場合もあるので注意が必要です。
(6)外構・エクステリア:オープン外構やDIYでコストダウン
昔ながらの日本の家でよく見られる、フェンスや門扉などに囲まれた「クローズ外構」は材料費や工事費が高くつきます。そこでおすすめしたいのが、近年人気となっている「オープン外構」です。外部に開けた形のオープン外構では、家を囲むフェンスなどが不要になるため、全体的なコストダウンにつながります。
ほかに、一部の塗装や外構仕上げをDIYで行うことでも費用を削減できます。家族で仕上げれば、住まいへの愛着も生まれるはずです。ただし、オープン外構にすることによる防犯性やプライバシーの問題、DIYによる品質の低下などには注意しましょう。
(7)照明・カーテン:インテリアの見直しでコストダウン
照明器具やカーテンなどのインテリアは、デザインや機能性にこだわるほど費用が高くなる傾向にあります。特に、窓の多い家ではカーテンだけで数十万円〜百万円単位のお金がかかることもあるでしょう。たとえ建築費用を抑えても、インテリアの費用が膨らむとトータルコストの削減は実現できません。インテリアにかける費用と土地代、建築費用とのバランスを考え、全体でコスト調整することが大切です。(8)住宅ローン:金利などの見直しでコストダウン
家づくりにおいてほとんどの方が住宅ローンを利用するため、住み始めてからのローン返済も大きなコストになります。住宅ローンを検討する際は、複数の金融機関を比較検討し、より有利な金利条件で借り入れるのがおすすめです。また、固定金利と変動金利のメリット・デメリット、現在の経済状況などを踏まえ、購入時だけでなく将来にかけての負担感も踏まえて検討することが大切です。多く借り入れれば予算は増えるものの、将来の返済負担も増えます。まずは、無理のない返済額を知ることから検討をスタートしましょう。
(9)着工時期:閑散期の工事でコストダウン
住宅建築には閑散期と繁忙期があります。一般的に、新年度が開始し天候が安定する3〜6月頃と、年末までの工事完了を目指す9〜11月頃が繁忙期です。反対にこれ以外の時期であれば閑散期となります。閑散期は職人や建材の確保がしやすいため、スケジュールどおりに進捗すれば、繁忙期よりも建築費を低く抑えられる可能性があります。(10)施工会社選び:複数社の見積もり比較で品質とコストのバランスを最適化
施工会社選びもコストダウンの大切なポイントです。複数社から見積もりを取得し、横並びで比較することは費用の適正化につながります。内訳を見比べれば、不要な項目も明確になるので、品質を維持したままのコストカットが可能です。価格に加えて、サービス内容も含めて施工会社を選べば、満足度の高い家づくりをかなえられます。注文住宅の予算でコストダウンしないほうがいい8つのポイント
注文住宅を建てるにあたってコストダウンはもちろん大切ですが、削ってしまうと将来的な後悔につながるポイントもあります。削ってはいけないポイントを理解し、本当に必要な部分にはしっかり費用をかけましょう。
(1) 耐震性・耐久性
日本では、毎年のようにどこかで地震や大雨などの自然災害による被害が発生しています。徳島でも南海トラフ巨大地震や豪雨による被害が想定されており、こうした災害から家族を守るためにも、住まいの耐震性と耐久性の確保は最優先事項にすべきです。この部分をコストダウンすると、地震による倒壊や損傷、大雨による雨漏り、シロアリ被害による建物基礎の損傷などで、人的被害や大きな修繕費用が発生するリスクがあります。耐震性の高い基礎や構造づくり、制震・免震の導入、専門家による耐震診断などには十分な予算を充てましょう。
(2) 断熱性・気密性
断熱性や気密性を疎かにすると、外気温の影響を受けやすくなるために快適な居住環境を維持するのが難しくなります。夏場は暑く冬場は寒くなってしまうので、冷暖房効率が悪くなり、空調にかかる電気代がかさむ可能性があります。また、夏場は熱中症、冬場はヒートショックによる健康被害のリスクが高まるため、家族の命にかかわるかもしれません。
年中快適かつ安心して暮らせる住まいにするため、高性能断熱材、複層ガラス、高気密施工などのポイントには、予算を惜しまないほうがよいでしょう。
(3) 間取り
間取りの柔軟性を保つことは、将来のライフステージの変化に対応するために重要です。固定化された間取りだと、出産や独立による家族構成の変化、子どもの成長や進学によるニーズの変化に対応できず、使いづらさを感じてしまう恐れがあります。可動間仕切りで部屋を分割できるようにしたり、多目的に使えるフリールームを設けたりするなど、フレキシブルに使える空間づくりには費用をかける価値があります。
(4)収納
収納スペースの充実度は、暮らしやすさや生活の質に直結します。そのため、コストダウンしすぎると、収納不足で使いにくい家になってしまうかもしれません。家族構成や家事動線を考慮したウォークインクローゼット、シューズクローゼット、パントリーなど、大容量で使い勝手のよい収納スペースの確保は、費用をかけてでも取り組んだほうがよいでしょう。
(5) 水回りの機能性
水回りは毎日使う場所だけに、機能性や快適性が生活の質に大きく影響します。必ずしもハイグレードな設備である必要はありませんが、使い勝手や掃除のしやすさ、メンテナンス頻度なども十分に考慮して設備を選びましょう。
家事の負担軽減につながる工夫、リラックスできる空間づくり、将来を見据えたバリアフリー対応などは費用をかけたほうがよいポイントです。
(6) 電気配線やコンセント
空間をフレキシブルに使うには、家電や照明をどこでも使えるようにしておくことが重要です。あとから配線を追加するとなると、壁内の工事が必要となり、建築時に行うよりも高い費用がかかってしまいます。将来の部屋の使い方もイメージして、使う可能性のある場所には過不足なくコンセントを設置しましょう。これにより、タコ足配線による火災や転倒のリスクを減らすこともできます。家具を置く位置を想定したコンセント設置や、将来の家電の増加を見越した対応も大切です。
(7) セキュリティ
家族の安全を守るという観点から、セキュリティも予算をしっかりかけるべきポイントです。予算を削減して防犯対策を怠ると、空き巣や強盗の被害に遭うリスクがあります。近年では住民の在宅中に無理やり押し入る悪質なケースも増えているため、いかに侵入するまでの時間を稼ぐかが重要です。防犯ガラス、センサーライト、防犯カメラ、セキュリティシステムの導入など、家族の安全を第一に考えたセキュリティ対策を行いましょう。
(8) アフターサービス
住宅完成後のアフターサービスも、軽視すべきでないポイントです。不具合が発生した際の迅速な対応や適切なメンテナンスは、将来的な修繕費や交換費用を抑えることにつながります。また、長く安心して暮らし続けるためにも大切な要素です。費用の安さだけで判断せず、定期点検、長期保証、迅速なトラブル対応などのアフターサービスが充実した施工会社を選びましょう。
注文住宅の予算オーバーを防ぐために押さえたい5つのポイント
事前にしっかりとした準備と計画を怠らなければ、注文住宅の予算オーバーを防ぐことができます。ここでは、注文住宅のプランニング段階で押さえておくべき、予算オーバーを防ぐ5つのポイントを紹介します。(1) 予算設定を綿密に行う
注文住宅の建築をスムーズに進めるための第一歩は、綿密な予算設定です。予算の見通しが甘いと、家づくりが進むにつれて予算オーバーの可能性が高まります。予算を設定する際には、建築費用の7〜10%といわれる諸費用も忘れずに組み込みます。まずは、年収や生活費、将来的な支出を考慮し、無理のない返済計画を立てましょう。年収に対する年間住宅ローン返済額の割合(返済負担率)は25%以内が目安とされますが、年収ではなく手取り額を基準とし、将来の収入減少にも備えたプランニングが大切です。
なお、頭金ゼロでも住宅ローンは組めますが、将来の返済負担を軽減するためには、全体予算の1~2割程度を自己資金でまかなうのが理想です。このとき、手持ち資金をすべて頭金に充てるのではなく、家族が6ヶ月〜1年程度生活できるだけの資金(生活防衛資金)を手元に残しておきましょう。
(2) 優先順位を明確にする
優先順位の明確化も予算オーバーを防ぐために欠かせないポイントです。設備、間取り、デザインなど、家族のなかでさまざまな希望や要望があるはず。しかし、すべてを叶えようとすれば、いくら予算があっても足りません。事前に希望条件をリストアップするとともに、「絶対に譲れない点」と「予算次第で妥協できる点」を明確にしておきましょう。
細かく優先順位づけをしておくほど、いざ予算が厳しくなってきたときに判断がしやすくなり、予算オーバーを防げる可能性が高まります。
1人だけで決めるのではなく、子どもも含めた家族で十分に話し合い、合意形成を図ることも大切です。優先順位の低いものからコストカットを検討することで、予算内で家族全員にとって満足度の高い家づくりを実現できます。
(3) 情報収集を徹底的に行う
予算内で家づくりを行うためには、インターネットや書籍、住宅展示場などを活用し、徹底的に情報収集をすることも大切です。ハウスメーカーや工務店はそれぞれに得意なデザインや工法・構造が異なるため、複数の業者を比較検討し、自分たちが望む住まいづくりを実現できそうな業者を選ぶようにしましょう。各社から見積もりが出てきたら、内訳まで詳細にチェックし、費用だけでなく工事や作業内容の違いもチェックしておきたいところです。気になる施工会社が主催するモデルハウス見学会や完成見学会へ積極的に参加すると、より具体的なイメージをつかみやすくなります。
(4) 契約内容をしっかり確認する
施工会社が決定すると、建築工事請負契約書を締結することになります。契約書とその関連書類は隅々まで目を通し、内容をしっかりと理解することが重要です。とはいえ、慣れない人にとって契約書を読み解くのはなかなか難しいかもしれません。不明点や疑問点があれば、どんなに些細なことでも契約前に必ず確認しましょう。
特に、追加費用の発生条件や工事の範囲は念入りにチェックしてください。工事開始後の変更依頼は追加費用が発生し、予算オーバーを引き起こす恐れがあります。キャンセル規定や違約金についてもチェックしておくと、不測の事態があったときにも冷静に対応できます。
(5)プロのアドバイスを活用する
家は人生における大きな買い物です。具体的な検討をスタートする前から、工務店やハウスメーカー、そして金融機関に相談しておくことをおすすめします。その道のプロにライフスタイルや将来設計を伝えることで、家づくりにおいてコストをかけるべき点と抑えるべき点の線引きが明確になります。資金計画についても、金融機関に事前相談することで、現在の収入状況や将来のライフプランに沿った、無理のない借り入れ計画を立てることができます。早いうちから専門家のアドバイスを積極的に活用し、後悔のない家づくりを実現しましょう。
徳島で新築を建てるときに使える補助金や減税制度
新築の注文住宅を建てる際、補助金や減税制度を活用すると支出を抑えられます。2024年や2024年度中に徳島で家を建てるときに使える、主な補助金・減税制度は次のとおりです。ただし、すでに受付終了しているもの、終了間近のものも含まれます。
2025年以降の新しい補助金制度や新規募集要項については各制度の公式サイトをチェックしてください。
※上記の補助金情報は、2024年12月現在のものです。最新の情報は、各制度の公式サイトをご確認ください。
(参考)
国土交通省「子育てエコホーム支援事業」
徳島市「徳島市住宅用太陽光発電システム・蓄エネルギー機器等導入支援事業」
徳島で、費用と品質のバランスがいい注文住宅の施工会社をお探しならクレバリーホーム徳島店へ!
注文住宅の建築では予算オーバーを防ぐことももちろん大切ですが、本当に重要なのは、住みやすくて満足度の高い住まいを実現することです。将来の住みづらさやメンテナンスコスト増加につながる安易なコストダウンは避け、費用と品質のバランス、そして長期的なコストも見据えた予算配分を考えましょう。
クレバリーホーム徳島店では、お客様の予算やライフスタイルに合わせ、費用と品質の最適なバランスでのプランをご提案しています。また、外壁タイルを標準仕様としているので、住み始めてからのメンテナンスコストを大きく抑えることも可能です。
徳島で、費用と品質のバランスがいい注文住宅をご検討中なら、ぜひクレバリーホーム徳島店へご相談ください。
▼お問合せ・来場予約はこちら▼
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