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2025/9/30

【徹底比較】注文住宅と建売住宅はどっちがいい?後悔しないために知っておきたい違いと選ぶポイント

マイホームを検討するにあたり、「注文住宅」と「建売住宅」のどちらを選ぶべきか悩む方は多いでしょう。
高い自由度で理想を追い求められる注文住宅か、それともコストパフォーマンスに優れた建売住宅か。家づくりにおける大きな分かれ道といえます。

この記事では、徳島市で地域密着の家づくりを手がけるクレバリーホーム徳島店が、注文住宅と建売住宅の基本的な違いから、それぞれのメリット・デメリット、費用や間取りといったポイントごとの比較まで、プロの視点で徹底解説します。
どちらにすべきか迷っている方や、今後家づくりを検討している方はぜひ参考にしてください。

注文住宅と建売住宅の違い|分譲住宅との違いも解説

「注文住宅」や「建売住宅」という言葉はよく聞きますが、その違いを正しく理解している人は少ないかもしれません。まずは、それぞれの住宅がどのようなものなのか、基本的な定義を確認しましょう。合わせて、建売住宅と分譲住宅の違いについても解説します。

注文住宅とは

注文住宅とは、すでに所有している土地、もしくは新たに購入した土地に、間取りやデザイン、仕様などを一から決めて建築する住宅のこと。「オーダーメイド」の家づくりが特徴で、ライフスタイルや家族構成、好みなどを反映した、世界に一つだけの理想の住まいを実現できるのが最大の魅力です。

注文住宅には、すべてを自由に決められる「フルオーダー(自由設計型)」と、ある程度決まった仕様の中から好みのものを選んでいく「セミオーダー(規格型)」などの種類があります。フルオーダーは自由度が高い反面、費用や時間がかかりやすい点がデメリットです。一方、セミオーダーはコストや時間を節約できますが、フルオーダーに比べるとこだわれる範囲が限定されます。注文住宅の種類を選ぶ際は、どこまでこだわりたいかを明確にしておくと、家づくりがスムーズに進むでしょう。

なお、この記事では、フルオーダーの注文住宅を前提に特徴を紹介していきます。

建売住宅とは

建売住宅とは、土地と建物がセットで販売されている住宅を指します。すでに建物が完成しているか、完成間近の状態で販売されるため、購入前に実物を確認できるのが特徴です。

ハウスメーカーや工務店が、多くの人にとって暮らしやすいように考えた、標準的な間取りや設備で建てられるのが一般的。そのため、価格が明瞭で資金計画が立てやすく、購入後に追加費用が発生しにくいというメリットがあります。

建売住宅は、すでに設計プランが決まった状態で買うことになるので、オーダーメイドの注文住宅に比べると自由度は低くなります。ただし、入居までの時間は短く済みます。

建売住宅と分譲住宅の違い

家づくりを検討していると、「分譲住宅」という言葉も耳にすることがあるかもしれません。建売住宅と同じような意味で使われる分譲住宅ですが、2つの言葉にはどのような違いがあるのでしょうか。

分譲住宅とは、不動産会社などが大規模に開発した「分譲地」に、まとめて建てられた住宅を指すのが一般的です。街並みや景観に統一感を持たせるため、似たようなデザインの住宅が立ち並ぶという特徴があります。分譲住宅も土地・建物がセットで販売されることから、建売住宅の一種と考えてよいでしょう。

建売住宅は1区画のみで販売されるケースも含まれるため、分譲住宅よりも広い概念といえます。

注文住宅の特徴|4つのメリットと3つのデメリット

自由な家づくりが魅力の注文住宅ですが、よい面もあれば注意すべき点もあります。ここでは、注文住宅を選ぶうえで知っておくべき4つのメリットと、3つのデメリットを紹介します。

注文住宅を選ぶ4つのメリット

注文住宅を選ぶ4つのメリットは次のとおりです。

・外観、内装、間取り、設備などを自由に選べる
・断熱性や耐震性などの住宅性能にこだわれる
・予算のかけどころやメリハリのつけ方を自分たちで決められる
・家が建っていく過程を自分の目で確認できる

注文住宅のメリットは、何といっても自由度の高さです。内外装や間取りだけでなく、住宅性能にもこだわれるのが魅力。こだわるポイントも自分たちで決められるので、予算にメリハリをつけられるのも注文住宅ならではのメリットです。

注文住宅で注意したい3つのデメリット

注文住宅は自由度が高い反面、気をつけなければならないデメリットもあります。

・こだわればこだわるほど費用が高くなる傾向にある
・土地探しから設計・施工まで一から行うため、入居までに時間がかかる
・思い描いていたイメージと実際の仕上がりにギャップを感じることがある

何でも自由に選べるからといって、すべてにこだわってしまうと、いくら予算があっても足りません。予算オーバーにならないよう、希望に優先順位をつけることが大切です。また、デザインや間取りの検討は図面やイメージパース上で行うため、実際に住み始めてから後悔するケースも少なからずあります。

建売住宅の特徴|4つのメリットと3つのデメリット

次に、建売住宅の特徴を見ていきましょう。建売住宅にもメリット・デメリットがあるため、両方を比較検討したうえで選ぶことが大切です。

建売住宅を選ぶ4つのメリット

注文住宅と比較したとき、建売住宅には次の4つのメリットがあります。

・費用が明確で資金計画が立てやすい
・住宅ローンの手続きをスムーズに進めやすい
・完成前に物件を確認でき、実際の暮らしをイメージしやすい
・購入してから、比較的すぐに入居できる

土地と建物がセット販売されている建売住宅は、追加費用がほとんどなく、予算オーバーしにくいのが大きなメリットです。費用の支払いタイミングも明確で、住宅ローンもスムーズに手続きできます。

また、すでに完成している物件が多いため、内覧で日当たりや生活導線などを体感し、納得したうえで購入できるのも魅力です。

建売住宅で注意したい3つのデメリット

一方で、建売住宅には次のようなデメリットもあります。

・間取りやデザインの変更が難しく、理想や好みを反映させにくい
・建築過程を見られないケースが多く、施工状況や構造部をチェックできない
・分譲地の場合、似たようなデザインの住宅が周りに立ち並ぶ

建売住宅はプランがすでに決まっているので、自分たちのこだわりを反映させるのは難しいでしょう。内外装だけでなく、住宅性能についても同様です。加えて、ハウスメーカーや工務店の標準仕様で建てられることが多いため、個性がなく無難なデザインや間取りになりがちな点も、人によっては物足りなく感じるかもしれません。

【ポイントごとに徹底比較】注文住宅と建売住宅、どっちが有利?

ここからは、家づくりで特に気になる5つのポイントごとに、注文住宅と建売住宅を徹底比較します。まずは、比較内容を一覧で紹介しましょう。どちらが自分の希望に近いかを考えながらご覧ください。

【ポイントごとの比較】注文住宅と建売住宅の違い

【①費用】トータルコストを抑えやすいのは建売住宅

トータルコストを抑えやすいのは、一般的に建売住宅です。建売住宅はハウスメーカーや工務店の標準仕様で建築されるのが基本で、資材の大量発注や設計・施工の効率化が図れるため、建築原価を低く抑えられます。そのため、手頃な価格で提供できるのです。購入時に選択できるオプションが少ない分、追加費用が発生しにくいのもコストを抑えやすい要因といえるでしょう。

一方、注文住宅は設計や仕様にこだわるほど費用が上がります。仕様変更により追加費用がかかるケースも少なくないため、気づいたら予算オーバーになっていることも珍しくありません。

ただし、お金のかけどころを自分たちで決められるので、希望に優先順位さえつけておけば、比較的自由に予算をコントロールできる点は魅力です。

【②間取り・デザイン】自由度が高いのは注文住宅

間取りやデザインの自由度でいえば、注文住宅に軍配が上がります。ライフスタイル、家族構成、将来のライフプランに合わせて、唯一無二の住まいを作れるのが注文住宅の強みです。その分、自分たちで決めなければならないことも多く、人によっては面倒に感じることもあるかもしれません。

対して建売住宅は、多くの場合、万人受けする間取りやデザインが採用されています。個性を出しにくい半面、設計士や建築士などのプロが考えた暮らしやすい設計になっているため、大きな失敗がないという安定感があります。

【③建材・構造】性能にこだわれるのは注文住宅

断熱材や耐震構造、構造部に使用する木材の種類など、目に見えない部分の性能にまでこだわれるのは注文住宅です。高気密高断熱の仕様にして光熱費を抑えたり、最新の耐震構造や制震装置を採用して地震に強い家づくりをしたりと、長く安心して暮らすための投資ができます。マイホームの住宅を重視したい方にとっては、大きなメリットといえるでしょう。

一方、建売住宅はあらかじめ仕様が決まっているため、建材などを自分で選ぶことは原則できません。しかし、近年は国が定めた「住宅性能表示制度」で高い等級を取得した、高品質な物件も増えています。耐震等級や断熱等級など、購入前に住宅性能を客観的にチェックできれば、建売住宅でも安心して購入できます。

【④入居までの期間】早く入居できるのは建売住宅

入居までのスピード感は、建売住宅が圧倒的に有利です。すでに完成している物件であれば、契約からわずか数ヶ月で新生活をスタートできます。子どもの入学や転勤など、入居希望時期が明確に決まっている方にとっては大きなメリットになるでしょう。

注文住宅の場合は、土地探しに数ヶ月、設計や仕様の打ち合わせに数ヶ月、そして建築工事に半年程度と、多くのステップを踏まなければなりません。そのため、入居まで最低でも1年程度の期間を見込む必要があります。

【⑤住宅ローン】手続きがシンプルなのは建売住宅

住宅ローンの手続きが比較的シンプルなのは建売住宅です。建売住宅は、土地と建物を一括で契約するため、金融機関とのやりとりや契約行為も1回で済み、手続きをスムーズに進められるのが特徴です。

一方、新たに土地を購入して注文住宅を建てる場合、土地の購入と建物の建築で支払いのタイミングがずれます。一般的な住宅ローンは建物完成時に融資が実行されるため、土地代金を先に支払うための「つなぎ融資」が必要になることもあるでしょう。土地代の分だけ先行して融資を受ける方法もありますが、建売住宅に比べると手続きが複雑になりがちです。

注文住宅と建売住宅、結局どっちがいい?選ぶときの4つのポイント

さまざまな角度から注文住宅と建売住宅を比較してきましたが、結局のところ、どちらが正解ということはありません。自分や家族の価値観に合った選択をすることが、満足のいく家づくりにつながるのです。ここでは、両者を選ぶ基準となる4つのポイントを紹介します。

(1)家づくりで重視するポイントに優先順位をつける

まずは、新しい家での暮らしに何を求めるのか、重視するポイントを洗い出してみましょう。「価格」「立地」「間取り」「デザイン」「入居時期」など、家族全員で思いつくままにリストアップしてみることが大切です。

そのうえで、家族でよく話し合い「これだけは絶対に譲れない条件」と「予算次第で妥協できる条件」に分け、希望ごとに優先順位をつけましょう。この作業を行うことで、自分たちがどちらのタイプの住宅に向いているのか、おのずと方向性が見えてきます。

例えば、「間取り」や「デザイン」へのこだわりが強いなら注文住宅、「入居時期」を優先したいなら建売住宅が適しているといった具合です。

(2)住宅ローンシミュレーションで予算総額を確認する

家づくりで特に大切なのが予算です。マイホームでの暮らしを充実させるためにも、現在の年収や貯蓄額から、無理なく返済できる借入額を設定する必要があります。大まかな予算感を把握するには、金融機関のウェブサイトなどで公開されている「住宅ローンシミュレーション」で試算するとよいでしょう。

その際、子どもの教育費や老後の資金など、将来のライフイベントも見据えたうえでシミュレーションすることが大切です。大まかな予算が分かったら、希望条件の優先順位と照らし合わせてみてください。「デザインにはこだわりたいけれど、予算的には建売住宅のほうが安心かもしれない」といったように、どちらの選択肢が現実的なのかが見えてくるかもしれません。

(3)入居スケジュールを確認する

「子どもの小学校入学までに引っ越したい」など、入居時期に明確な期限がある場合は、引き渡し時期がはっきりしていてスピーディに入居できる建売住宅が向いています。完成済みの住宅であれば1〜2ヶ月、建築中の住宅でも半年程度で入居できるケースが多いでしょう。

ただし、入居希望時期まである程度の時間があるなら、注文住宅も視野に入れられます。新たに土地を購入して注文住宅を建てる場合、最低でも1年以上の期間を想定しなければなりません。注文住宅を選ぶのであれば、入居希望時期の1年以上前から計画的に検討を進めるべきです。

(4)実際にモデルハウスや見学会に足を運んでみる

ここまでのポイントを踏まえたうえで、実際にモデルハウスや見学会に足を運んでみると、どちらが適しているのか判断しやすくなるでしょう。

注文住宅のモデルハウスや完成見学会では、施工会社が得意とするデザインや間取りを体感し、家づくりのイメージをより具体的にできます。一方、建売住宅の内覧会では、その家での暮らしをリアルに体感し、日当たりや風通し、周辺の交通量や騒音などを現場でチェック可能です。

実物を自分の目で確認したり、施工会社の担当者に相談したりすると、注文住宅と建売住宅のどちらが適しているのかはっきりするはずです。

注文住宅・建売住宅それぞれが向いている人の特徴

これまでの比較と選び方のポイントを踏まえ、最後に注文住宅と建売住宅がそれぞれどのような人に向いているのか、その傾向をまとめました。自分が家づくりに求めることと、照らし合わせながらご覧ください。

注文住宅が向いている人の特徴

注文住宅は、以下のような特徴に当てはまる方に向いています。

・間取りやデザイン、内装などに強いこだわりがある
・家づくりそのもののプロセスを、時間をかけて楽しみたい
・土地の場所や環境からじっくりと選びたい
・時間や費用に比較的余裕があり、妥協せずに理想の住まいを追求したい
・将来のライフスタイルの変化にも対応できる、長く住み続けられる住まいにしたい

注文住宅の最大の強みは自由度の高さです。その分、自分たちで決めることが多く、完成までに多くの時間と手間がかかります。そのため、一つひとつ選ぶプロセスを楽しむことができ、住まいに自分らしさを表現したい方が注文住宅向きといえるでしょう。

建売住宅が向いている人の特徴

一方、建売住宅は、次のような特徴に当てはまる方におすすめします。

・購入費用をできるだけ抑え、限られた予算でコストパフォーマンスのよい家を手に入れたい
・転勤や子どもの進学など、決まった時期までに確実に新生活をスタートしたい
・間取りやデザインに強いこだわりはなく、プロが設計したバランスのよい家で暮らしたい
・実物を見て、納得したうえで購入を決めたい

自由度の高い注文住宅に対し、コストパフォーマンスの高さが建売住宅の魅力です。長年家づくりに携わってきたプロが考えた間取りや仕様なので、多くの方にとって暮らしやすいでしょう。そのような住まいを手頃な価格で購入できるのは、建売住宅ならではのメリットです。

また、自分で選ぶのを面倒に感じる方も、建売住宅を選んだほうがストレスなくマイホームを実現できるでしょう。

注文住宅と建売住宅で迷っているなら、まずはクレバリーホーム徳島店へご相談を!

注文住宅と建売住宅、どちらにも魅力があるため、どちらを選ぶべきか迷ってしまうのは珍しいことではありません。「自由度を重視するなら注文住宅、手軽さを重視するなら建売住宅」というのが基本的な選び方ですが、他にも多くの特徴があるため、この違いだけで選ぶのはおすすめしません。どちらを選ぶべきか決めきれないのであれば、家づくりのプロに相談するのがよいでしょう。

徳島で注文住宅と建売住宅、どちらにすべきか悩んでいるなら、ぜひクレバリーホーム徳島店へご相談ください。徳島エリアの家づくりに精通したプロが、お客様のご要望やライフスタイルを丁寧にヒアリングし、最適なプランをご提案します。

資金計画から土地探し、そして理想の家づくりまで、ワンストップでサポートできる体制を整えています。まずはお気軽にお問い合わせください。


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