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2025/12/25

注文住宅のおすすめ設備17選!場所別設備ランキング|後悔しない選び方と予算を抑える方法

注文住宅の家づくりは自由度が高い分、設備選びで悩みがちです。中には「多機能であればあるほどいいのでは」と考えて、たくさん設備を付けたものの、実際にはほとんど使わなかったという後悔の声も。

そこで、この記事では、家づくりのプロがおすすめする注文住宅の設備を、場所別にランキング形式で紹介します。設備選びで後悔しないためのポイントや、予算オーバーを防ぐコツも解説するので、これからの家づくりにぜひ役立ててください。

注文住宅で人気のおすすめ設備18選|場所別ランキングTOP3

早速、注文住宅で「採用してよかった」という声が多い、人気のおすすめ設備を紹介します。ここでは「玄関」「キッチン」「浴室・洗面」「リビング」「トイレ」「外構・その他」の6つに分け、それぞれのおすすめ設備ランキングを紹介します。

玄関編:利便性と収納力で選ぶ人気設備 TOP3

玄関は、家族が毎日出入りする場所だからこそ、見た目の良さだけでなく、日々の使いやすさや豊富な収納力が求められます。玄関まわりで人気の設備TOP3は次のとおりです。

【1位】スマートキー

「スマートキー」は、カードキーやリモコンキー、スマートフォンなどで施錠・解錠できるセキュリティシステムです。荷物や子どもの抱っこで両手がふさがっていても、カバンやポケットに鍵やスマートフォンを入れたまま、ボタン一つで解錠できる利便性が魅力です。スマホでの施錠確認やオートロック機能も充実しているほか、ピッキングのリスクも減らせるため、防犯性の強化にもつながります。

【2位】シューズクローク

「シューズクローク(シューズインクローゼット)」は、玄関からひと続きになっていて、靴を履いたまま出入りできる土間収納スペースです。家族全員の靴はもちろん、ベビーカーや傘、アウトドア用品など、外で使うものをまとめて収納できます。玄関スペースが物であふれるのを防ぎ、いつでもすっきりとした美しい玄関を保てるのがメリット

来客が多い家では、シューズクロークを通り抜けできるウォークスルータイプにして、家族とゲストの動線を分けるのもおすすめです。

【3位】宅配ボックス

不在時や非対面でも荷物を受け取れる「宅配ボックス」は、戸建て住宅でも必須の設備になりつつあります。

宅配ボックスがあれば、日中お仕事で家を空ける時間が長い共働き家庭でも荷物を受け取れるため、再配達を依頼する必要がありません。また、非対面での受け取りはセキュリティやプライバシーの面でも安心です。家事や育児で手が離せないときに応対せずに済むのも、うれしいポイントですね。

【キッチン】編:家事ラクと時短を実現する人気設備 TOP3

キッチンは、毎日料理や片付けで使用する場所であり、家事をよくする方にとっては、家の中でも特にこだわりたい場所の一つではないでしょうか。ここでは「家事ラク」と「時短」をかなえる人気設備TOP3を紹介します。
 

【1位】食器洗い乾燥機(食洗機)

何かと面倒な食器洗いを自動で行い、乾燥までしてくれる「食器洗い乾燥機(食洗機)」は、育児や仕事に忙しい子育て世代の心強い味方です。食洗機があれば、毎食後の皿洗いから解放され、家事の時間を大幅に短縮できるうえ、空いた時間を子どもとの触れ合いや自分の時間に充てられます。高温洗浄のため手洗いより衛生的で、高い節水効果が見込めるのも魅力です。

【2位】パントリー(食品庫)

「パントリー(食品庫)」は、食料品や日用品のストックをまとめてしまえる、キッチンまわり専用の収納スペースです。

使用頻度の低い調理器具や食器、買い置きの食料品をパントリーに収納すれば、キッチンまわりが物であふれるのを防ぎ、すっきりとした空間を保てます。また、可動棚にして高さを調整すれば、ホットプレートのような大型家電や、箱買いした飲料水、お米などのかさばるものも、使いやすい位置にすっきりと収められます。

【3位】タッチレス水栓(センサー水栓)

「タッチレス水栓(センサー水栓)」は、センサーに手をかざすだけで吐水・止水が操作できる蛇口です。

水栓に触れずに操作できるため、調理中などで手が汚れていたり、両手がふさがっていたりしても、簡単に水を出せるのもうれしいところ。蛇口を汚さないので衛生的です。また、こまめに水の出し止めができるため、節水にも役立ちます

【ランドリー】編:洗濯効率を高める人気設備 TOP3

近年、日々の家事ラクをかなえる間取りとして人気のランドリールーム。家事の中でも負担が大きい洗濯の家事効率をさらに高め、日々の暮らしにゆとりを与えてくれる人気の設備TOP3を紹介します。
 

【1位】ガス衣類乾燥機

「ガス衣類乾燥機」は、ガスの強力な火力で洗濯物を短時間で乾燥させる設備です。

ガスの力で洗濯物を短時間で乾燥させるため、ふんわりとした仕上がりになります。洗濯物を干す作業もいらないので、洗濯にかかる時間と手間を大幅に減らせます。また、外干しが難しい、雨の日や花粉の季節でも、気にせず好きなときに洗濯できるのもメリットです。

なお、設置にはガスコックが必要なほか、発生した湿気を外に排出する「排湿筒」用の穴を壁に開けなくてはならないので、家づくりの初期段階から住宅会社に相談するようにしましょう。

【2位】浴室換気乾燥機

「浴室換気乾燥機」は、換気・乾燥・暖房など多彩な機能を備えた設備です。

天候を気にせず洗濯物を乾かせたり、強力な換気でカビの発生を抑えたりできるのが大きなメリット。また冬場には、入浴前に暖房機能を使って浴室を暖めておくことで、ヒートショックのリスクを軽減できるため、お年寄りが暮らす家にもおすすめです。

【3位】ファミリークローゼット

「ファミリークローゼット」は、家族全員の衣類を1ヶ所にまとめて収納できる、大型のクローゼットです。

洗面脱衣所やランドリールームの近くに設ければ、「洗う→干す→たたむ→しまう」という一連の作業を1ヶ所で完結でき、毎日の洗濯の手間や時間を軽減できます

また、家族の衣類をまとめてしまえるため、寝室や子ども部屋に洗濯物を持って行く手間も省け、各居室それぞれに大きな収納を設けなくて済むのも魅力。居室にゆとりが生まれます。

【リビング】編:快適な空間をつくる人気設備 TOP3

家族が顔を合わせるリビングは、住まいの中心ともいえる場所です。だからこそ、誰もがリラックスできる快適な空間づくりが求められます。ここでは、リビングの快適性や機能性を高める、人気の設備TOP3を紹介しましょう。
 

【1位】壁面収納

リビングを広く開放的な空間にしようとすると、どうしても収納スペースが少なくなりがち。そんなリビングの収納力を高めてくれるのが、壁一面を活用して造り付けで設置する「壁面収納」です。

特にテレビボードと一体化したタイプの収納なら、テレビまわりの小物や本、お子様のおもちゃまで、リビングで使うものをまとめて収納できます。家づくりの際に設置しておけば、周囲の内装やインテリアのテイストに合わせられるので、空間に統一感とゆとりが生まれるでしょう。

加えて、壁面収納は地震対策としても効果的。建物に固定されているため、家具自体が倒れてくる心配がありません。揺れによって扉が自動でロックされる「耐震ラッチ」を付けておけば、収納物の落下も防げます。

【2位】小上がりスペース

「小上がりスペース」は、リビングやダイニングの一角に設ける、床から一段高くなったスペースのこと。和室の代わりに、畳敷きにした小上がりスペースを設ける間取りが人気です。

ちょっとした腰掛けにしたり、お子様の遊び場や洗濯物をたたむためのスペース、客間として使ったりと、多目的に活用できるのが魅力。段差を活かして、下部に引き出し収納を設ければ、使用頻度の低いものや場所を取るアイテムをしまうスペースとして活躍します。

【3位】床暖房

床下から部屋全体を温める「床暖房」は、リビングをより快適な空間にしてくれる人気の設備です。

床から直接熱が伝わるため、エアコンのように足元が冷えることがなく、部屋全体をじんわりと暖めてくれます。風が出ないのでホコリが舞わず、空気が乾燥しにくい点もメリットです。また、ヒーターなどの暖房器具を置かなくて済むため、リビングが広々と使えるのもうれしいポイント。コードや熱源がない分、小さなお子様やペットがいても安心して使えます。

【トイレ】編:使い勝手の良さや掃除のしやすさで選ぶ人気設備 TOP2

家族が毎日使うトイレは、汚れやにおいが目立つ場所だけに、いつも清潔に保ちたいものです。ここでは、トイレの使い勝手や掃除のしやすさをアップする人気設備を紹介します。

【1位】タンクレストイレ

水を貯めるタンクがなく、すっきりとしたデザインの「タンクレストイレ」。タンク式のトイレに比べて節水効果が高く、水道代の節約につながります。本体に凹凸がなく、裏側に配管も出てこないため、汚れやホコリが溜まりにくいのも特徴。タンク式のトイレに比べ、掃除の手間がかかりません。

ただし、タンクレストイレには手洗い場がないので、トイレ内に小さな手洗いを設けるか、近くに洗面台を配置する必要があります。

【2位】収納一体型手洗い

「収納一体型手洗い」は、トイレの手洗いカウンターの下が収納スペースになっている設備です。2つの機能をまとめて空間を有効活用できるうえ、収納に扉が付いているので、トイレットペーパーや掃除用品などの細々とした日用品を隠して収納できます。生活感の出やすいトイレをすっきりと見せられるのは、大きな魅力といえるでしょう。

【外構・外回り】編:あると便利な人気設備 TOP3

最後は、家の外構や外回りで「あると便利」な設備を3つ紹介します。
 

【1位】外部コンセント

家の外壁にコンセントを設けておくと、暮らしの利便性がアップします。例えば、高圧洗浄機での洗車や外壁清掃、電動機械を使ったDIY、モバイルバッテリーの充電など、屋外で電源が必要になる場面は意外と多いものです。また、将来の電気自動車(EV)の普及を見据え、EV充電用コンセントの設置も検討する価値があります。

コンセントを後付けするとなると費用がかかるため、少しでも必要性を感じるなら、できるだけ新築時に設置するとよいでしょう。

【2位】人感センサー付き照明

「人感センサー付き照明」は、人の動きを感知して自動で点灯・消灯する照明設備です。夜間の帰宅時に、スイッチを探さなくても自動で明かりがつくため、荷物で両手がふさがっているときでもスムーズに入室できます。必要なときだけ点灯し、自動で消えるため、消し忘れの心配がなく電気代の節約になるのもメリットです。

また、人が近づくとパッと明るくなるため、不審者を驚かせて侵入をためらわせるなど、防犯対策としても効果を発揮します。

【3位】ビルトインガレージ

「ビルトインガレージ(インナーガレージ)」は、建物の1階部分の一部を活用したガレージのことです。建物と一体的になっていて、周囲を壁と天井で囲まれているので、雨や風、紫外線などから大切な愛車を守れます。

室内からガレージに直接出入りできるようにすれば、雨の日でも濡れずに荷物を運べて便利です。出入り口にシャッターを設置すれば、車上荒らしや盗難から愛車を守ることもできます。

また、電源や水道、エアコン、換気設備などを備えたガレージなら、DIYや車いじりなどの趣味のスペースやお子様の遊び場など多様な使い方ができるでしょう。

注文住宅の設備選びで後悔しないための3つのポイント

ここまで人気の設備を紹介してきましたが、欲しい設備をすべて盛り込もうとすると、予算がいくらあっても足りません。ここでは、限られた予算の中で、後悔なく設備を選ぶための3つのポイントを解説します。

(1)家族で優先順位を決める

後悔しない設備選びの第一歩は、家族で「優先順位」を明確にすることです。
魅力的な設備はたくさんありますが、予算には限りがあるため、すべてを採用するわけにはいきません。まずは「新しい家でどんな暮らしがしたいか」を話し合ってみましょう。「家事をラクにしたい」「冬でも暖かく過ごしたい」といった具体的な要望を出し合うことで、自分たちにとって「絶対に必要なもの」と「あれば便利なもの」の違いが見えてきます。

そうして明確になった「必要なもの(優先度が高いもの)」から順に予算を配分していくことが、限られた予算内で満足度の高い家づくりをするコツです。

(2)「後から追加できるか」で判断する

優先順位が高い設備同士で迷ってしまったときは、「その設備は後からでも簡単に付けられるか」という視点で考えるのも一つの方法です。

例えば、「シューズクローク」や「パントリー」などの間取りに関わるものや、床下に配管や熱源を通す「床暖房」などは、後から導入しようとすると大規模なリフォーム工事が必要になります。「ガス衣類乾燥機」なども、建築時に専用の配管を通しておく方がスムーズです。

一方で、「宅配ボックス」や「水栓」、「照明器具」などは、後からでも比較的簡単に設置や交換が可能です。まずは「建築時でないと導入が難しいもの」を最優先に確保し、後からでも対応できるものは、実際に暮らしてみて必要性を感じてから検討する、というのも賢い予算調整のコツです。

(3)掃除やメンテナンスの手間も考慮する

設備を充実させればさせるほど、便利になるように思えますが、掃除やメンテナンスにかかる手間や時間を見落としがちです。

例えば、パントリーや壁面収納は収納力抜群ですが、上のほうはホコリが溜まりやすく、手が届かないので掃除もしにくいという問題があります。浴室換気乾燥機はたしかに便利ですが、フィルターにホコリが溜まりやすく、定期的にフィルターを外して掃除しなくてはなりません。

設備を選ぶ際は、初期費用と機能性・利便性のバランスだけでなく、「日々の手入れはしやすいか」「メンテナンスの手間やランニングコストはどれくらいかかるか」など、暮らし始めてからのことも十分考えて導入するかどうか決めましょう。

注文住宅の設備費用で予算オーバーにならないためのコツ

最後に、注文住宅の設備選びで予算オーバーしないため、あらかじめ知っておきたい2つのコツを紹介します。コストを上手にコントロールして、設備選びでの後悔をなくしましょう。

(1)設備のグレードを見直す

住宅設備はメーカーごとにさまざまなグレードが用意されています。当然、グレードが高くなるほど機能は充実しますが、その分価格も高くなります。特にキッチン、浴室、トイレなどの水まわり設備は、グレードによる価格差が大きいため、なんとなく上位モデルを選んでしまうと予算オーバーの原因になりがちです。

設備を選ぶ際は、「その機能が本当に必要か」を冷静に見極めることが大切です。「便利そうだから」と多機能なモデルを選んでも、実際の生活では使いこなせず、宝の持ち腐れになってしまうケースも少なくありません。かえって機能がシンプルな方が、操作が分かりやすく使い勝手が良いことさえあります。

まずは「スタンダード(標準)」のグレードを確認し、自分たちにとって不足がないかをチェックしてみましょう。その上で、どうしても欲しい機能がある場合のみ、オプション追加やグレードアップを検討するのが、無駄なコストを抑える近道です。

(2)省エネ補助金を活用する

省エネ性能の高い設備を導入する際、国や自治体の補助金制度が使える場合があります。

例えば、太陽光発電システムや蓄電池、高効率給湯器(エコキュートなど)といった設備は、導入費用の一部が補助されるケースが多くあります。こうした省エネ設備は初期費用が高くなりがちですが、補助金をうまく活用して導入コストを抑えられれば、入居後の光熱費も安く済むため、長い目で見て非常に経済的です。
ただし、補助金の制度は予算の上限があったり、年度ごとに内容が変わったりと複雑です。自分たちだけで調べるのは大変なので、最新の支援制度に詳しいハウスメーカーや工務店に相談し、使える制度がないか確認してもらうのがおすすめです。

徳島で、理想の設備をかなえる家づくりならクレバリーホーム徳島店へご相談を!

今回ご紹介したように、便利な設備はたくさんありますが、すべてを取り入れようとすると予算オーバーになりがちです。 後悔のない設備選びのコツは、まず「自分たちの暮らしに何が本当に必要か」をイメージし、家族の中で優先順位をつけておくこと。この記事をヒントに、ぜひ理想の暮らしについて話し合ってみてください。

クレバリーホーム徳島店では、徳島市を中心に、お客様一人ひとりのご要望に寄り添った注文住宅をご提案しています。「どの設備が良いか迷っている」「予算内でベストな選択をしたい」という方も、私たちがプロの視点でしっかりサポートいたします。徳島で、快適な設備が整った理想のマイホームをご検討中なら、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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